適量飲めば「百薬の長」と言われているお酒。その中でも、「とりあえずビール!」と言われるほど一般的なアルコール飲料であるビールの健康効果について見ていきましょう。
ビールの原料とは?
ビールには大きく4つの原料、大麦・ホップ・水・その他の原料(米や小麦、とうもろこし)があります。特に大麦に関しては、その使用割合が50%以上なら「ビール」それ以下なら「発泡酒」など分類がかわってくる主要な原料。今回は大麦の健康効果や栄養成分について見ていきましょう。
大麦に含まれる主な栄養素とその効果
大麦に含まれる主な栄養成分としてはβーグルカンとビタミンB群の2つがあります。それぞれの健康効果を見ていきましょう。
βーグルカン
βーグルカンは、大麦に含まれている水溶性の食物繊維です。主な作用として、内臓脂肪を減らしたり悪玉コレステロールを減らしたりするはたらきがあります。
腸内環境を整えるというはたらきもあるため、下痢・便秘を改善する効果も期待できるかもしれません。
ビタミンB群
ビタミンB群には、3大栄養素を代謝(エネルギーに変換する)させるはたらきがあります。特に運動時には体内で素早くエネルギーを産生する必要があるので、ビタミンB群はとても大切な役割を担います。また、新陳代謝を活発にする効果も期待できるので、皮膚や粘膜を健康に保つ効果も期待できます。
しかし、あくまで原材料の大麦に含まれる成分なので、加工されているビールを飲むことによってそのまま恩恵を受けられるとは限りません。
また、ビタミンB群に関して述べると、アルコールを普段から飲みすぎるとその分解のためにビタミンB1をたくさん消費してしまいます。ビタミンB1は糖質の代謝に関わります。糖質は人間の主なエネルギー源ですから、そのビタミンB1が消費されることによって疲労感が出てしまう可能性もあります。
まとめ
ビールの原料の一つである「大麦」には、βーグルカンとビタミンB群が多く含まれています。しかし、ビールを飲むことでその健康効果をそのまま感じられるとは限りません。
また、アルコールを飲みすぎるとビタミンB1が不足して、疲労を感じてしまう可能性もあるので、適量を見極めるようにしましょう。
大麦に含まれるβーグルカンとビタミンB群の健康効果については立証されているものですので、
- 内臓脂肪を減少したい。
- 悪玉コレステロール値を下げたい。
- 腸内環境を整えて、下痢や便秘にさよならしたい。
- 代謝を活発にして皮膚や粘膜を健康に保ちたい。
という方は、加工の過程が少ないものを摂取するのがおススメです。
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私もビールが好きですが、楽しく飲めるのも健康があればこそですね!
飲む量の見極めをして、健康的にビールを楽しみましょう。
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