心動かされやすく涙もろいビアマッチョです。
最近泣いたことはありますか?
泣くことは「弱い」「なさけない」などネガティブに捉えられがちです。
しかし、泣くことは精神面にポジティブな働きかけをしてくれるものでもあるのです。
ビアマッチョは、感動系のドキュメントとか「泣ける2チャンネル」とかそういうもので号泣可能。
「泣く」ことで上手にストレスをコントロールしましょう。
おススメの動画なども紹介しますので、最後までご覧ください。
泣くことの効果
何か悲しいことや辛いことがあっても、「泣いたらスッキリした」というような経験はありませんか?
じつは「泣く」ことによって、ストレスホルモンが減少し、幸せホルモンが分泌され、副交感神経が刺激されることによるリラックス効果も得られるのです。
ストレスホルモンの減少
ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」をご存じでしょうか。
涙を流した後に、このコルチゾールの血中濃度が減少したという実験があります。
同じくストレスの指標になる「唾液アミラーゼ」も、コルチゾール同様に減少を示しました。
じつはこのコルチゾール、筋肉の分解を促進するホルモンでもあります。
ボディメイクや健康づくりにとってもよくないホルモンなのです。
副交感神経を優位にする
ストレスのかかる環境下では、「交感神経」が優位な状態が続きやすいです。
交感神経が活発になると、脳やカラダは活動するのに適した状態になります。
それ自体は、古来より備わっている危機回避の能力ともいえるのでいいことなのですが、長時間続いてしまうと、リラックス状態に戻れなくなることがあるのです。
次第に「イライラ」「不眠症」「過敏に反応する」など過覚醒という状態に陥ることも。
それが続くと自律神経の狂いが大きくなり、うつ状態などの深刻な症状につながる恐れもあります。
反対に、涙を流すことはリラックス状態のときに活性化する副交感神経を刺激します。
涙が流れる元を「涙腺」といいますが、涙腺は副交感神経のコントロール下にあるのだそうです。
泣くことで副交感神経が優位になり、睡眠をしっかりととったようなリラックス効果が得られるのです。
セロトニンが分泌され、マンガンが排出される
セロトニンという「幸せホルモン」も存在します。
涙を流すと副交感神経が優位に切り替わりますが、その際にセロトニンの分泌も促されます。
また、うつ病のリスクを高めると言われるマンガンが排出されます。
マンガンは体内に存在する物質なのですが、一定量を超えて溜まってしまうとうつ病のリスクを高めます。
しかし、体内に蓄積されたこのマンガンが、涙を流すことによって一緒に排出されるので、そのリスクを軽減することができるというわけです。
どんな涙でも効果はあるのか
はい、どんな涙でも効果はあります。
と言いたいところですがこれは間違いです。
涙には、役割に応じた3つの涙があります。
2、目にゴミなどの異物が入ったときに洗い流す「反射作用の涙」
3、感動するなど心が動いて流れる「情動の涙」
このうち、リラックス効果が期待できるのは3番の「情動の涙」だけです。
20分間ストレスを与え、その後「何もしない群」、「情動の涙を流した群」、「玉ねぎを切って涙を流した群」での違いを見た実験があります。
その実験によると、玉ねぎを切って涙を流した群は、むしろストレスレベルを高めてしまったという結果になったそうな。
確かに考えてみると、目に刺激があって涙が流れているわけですから、ずっとストレス環境下におかれていた状況とも言えます。
情動の涙を流した群のストレスレベルは減少し、しかも涙の量が多いほど減少幅が大きかったようです。
思い切り号泣した方がリラックス効果が高いということですね。
ちなみに「悔し涙」もNGのようです。
人に共感することで使われる「共感脳」というものがあるのですが、どうやらここが刺激されて流れる涙がいいということです。
心が揺さぶられてついつい「ジワっと」「ウルっと」来るようなマンガ・音楽・映画などをストックできるといいですね。
もちろん、うれしくて感極まって流れる喜びの涙でもストレス解消になりますよ。
泣ける映画ランキングTOP5
何に感動しやすいのかは人ぞれぞれ。
しかもその時々の気の持ちようによっても変化しますね。
参考までに、マイナビニュース掲載の「泣ける映画(邦画)ランキングTOP30」という記事に掲載されていたうちのTOP5を紹介します。
第5位:『永遠の0』(2013年)
永遠の0 Blu-ray通常版【Blu-ray】 [ 岡田准一 ]
百田尚樹のベストセラー小説が映画化されたものです。主演は岡田准一。
ビアマッチョは小説版を読みましたが、「戦争」という、経験のない状況の中にいた日本人の生きざまに想いを馳せ、たくさんの不思議な感動がありました。
中には、「感動よりも怒りで泣けた」という感想を寄せている方も。
第4位:『君の膵臓をたべたい』(2017年)
君の膵臓をたべたい Blu-ray 豪華版【Blu-ray】 [ 浜辺美波 ]
病を抱える少女の言葉をきっかけに教師になった男が、彼女との数か月間の思い出をめぐらせていく青春ドラマ。
ビアマッチョは見たことがないのですが、知り合いは絶賛していました。
大好きな「猫」を歌っている北村匠海が出演しております。
「浜辺美波の演技が素晴らしく、引き込まれました」という、演技に対するレビューも見かけました。
第3位:『おくりびと』(2008年)
とあるきっかけで納棺師となった主人公が、死と向き合う仕事を通じて自分の人生を見つめなおしていくヒューマンドラマ。
東北は山形がロケ地となったことで、個人的に熱くなりました。
第2位:『世界の中心で愛を叫ぶ』(2004年)
世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション 【DVD】
片山恭一のベストセラー小説が原作。そこに新しいストーリーを加えて映画化された。白血病に倒れた初恋の相手との思い出を巡っていくラブストーリー。
こちらは映画だけではなく、キャストをかえてドラマ化もされた名作です。
主人公とヒロインが繰り広げる甘酸っぱいピュアな恋愛、しかし後に訪れる悲しい境遇に涙せずにいられません。
「悲しいシーンでの音楽が素晴らしかった」とレビューにあるように、平井堅の「瞳を閉じて」がストーリーに華を添えます。
第1位:『火垂るの墓』(1988年)
直木賞を受賞した野坂昭如の短編小説が原作で、スタジオジブリがアニメ映画化。舞台は、終戦が近づく神戸。戦災孤児となった兄妹の運命が描かれる。
「現代では思いもよらない、過去に生きた人たちのつらさや悲しさを学習できる傑作だと思います。兄が妹を想う気持ちが如実に描かれており、途中から涙が止まらなくなります」というレビューがあります。
第2次世界大戦の終戦が1945年。
今となっては戦争を知る方は少なくなり、当時のリアルな状況を伝えられる方もいなくなってきていますね。
大正4年生まれであるビアマッチョの亡き祖父は、大戦時に2回招集されたと生前語っていました。
満州やフィリピンで陸軍として従事することになり、生きるために人を殺し、泥水をすすったそうです。
おまけ:「京都・伏見認知症母殺害心中未遂事件」
「京都・伏見認知症母殺害心中未遂事件」というものをご存じでしょうか。
こちらは2006年の事件なのですが、「地裁が泣いた悲しい事件」としてネットなどでも話題となりました。
明るくなれる話ではないのですが、ビアマッチョが一番泣いたニュースかもしれません。
当事者の心情を慮ると、言葉が出ません。
また、「認知症の母の介護」という、QOLにも直結するワードが出てきます。
このような悲しい事件を少しでもなくせるように我々も頑張らないといけないですね。
まとめ
ストレスを抱えているときにはぜひ泣いてください。
心揺さぶられる「情動の涙」を流すことが大切です。
悲しいニュースも紹介しましたが、明るく前向きに「頑張るぞ!」となれる泣けるネタが見つかるといいですね。
何に一番心揺さぶられるのか…大きな個人差があると思います。
自分に刺さるジャンルをぜひ見つけてください。
コメント