「ヒーズアウト!」
野球において、アウトのコールは「アウト!」と思っていましたが、「He is Out!」なんですね。
ビアマッチョは元高校球児。
しかし、いざ審判の目線で野球を見たときに、ルールがあいまいだったことが結構あり、目からうろこです。
雑記ということでざっくばらんに記事を書きます。
じつは地元では有名な強豪校出身で、2学年上の先輩のときには夏の甲子園、1学年上の先輩のときに春の選抜高校野球に出場しています。
ビアマッチョはバッティングピッチャーとして、マッスルボールを投げ込んでいました。
なぜ審判員になったの?
チームの義務だからです(笑)。
とはいえイヤイヤやってるわけではないことはしっかり伝えておきます。
ビアマッチョジュニアがスポ少に入ったのですが、今スポ少は全国的にも部員不足の傾向にあります。
そもそも子供の数が減っていることに加え、核家族かつ共働きの夫婦も増えて、保護者の負担が大きいスポ少よりもクラブチームに預ける家庭が増えています。
ビアマッチョのチームも部員不足は例外ではなく、1年生から入部することが可能なのです。
部員が少ないということは当然父兄の数も少ないということ。
保護者の担う役割は多岐にわたり、母親は持ち回りでグラウンド当番があります。
一方で父たちは、「スタートコーチ」という指導者資格と、野球審判員資格の取得が義務付けられています(義務と言いましたが考慮はしてくれます)。
審判員の階層
ビアマッチョのいる市では、審判員が4つの階層に分かれて1,060名在籍しています(2023年3月時点)。
ゴールドUMPIRE会員:64名、シルバーUMPIRE会員:996名(一般:839名、上級:134名、準ゴールド:23名)
それぞれの特徴を見てみます。
①一般シルバーUMPIRRE会員 ※以下、シルバー審判
こちらは、興味を持つきっかけとして学科試験だけで資格を得られる、駆け出しの審判員。ビアマッチョは今これです。
2日間に分けて講習会を受けるのですが、初日は筆記のみですがここで学科試験があります。
25問中22問正解で合格となるのですが、落ちる試験ではありません。
2日目は実技のみで、試験はありません。
ストライク・ボールの判定をする球審についての実技はなく、塁審のみのゼスチャーや、ケースバイケースでの立ち位置などを学びます。
②上級シルバーUMPIRE会員 ※以下、上級審判
試合ごとに、ゴールドUNPIRE会員による資格審査が行われます。
画像にある「野球審判員認定証」というものを試合前にゴールド審判に渡し、試合中の動きを審査されてフィードバックをもらえるシステムのようです。
上級審判の昇格基準は「野球に精通しており、試合に問題を発生させないレベルとする」(所在の市野球協会HPより抜粋してます)。
そしてどうやら今年から、上級審判にならないと公式戦でジャッジができないとのこと。
③準ゴールドUMPIRE会員
さらに経験を積んでいくと、上級審判よりも上の階級である「準ゴールドUMPIRE会員 (※以下、準ゴールド審判)」に昇格できます。
昇格のためのシステムは一緒で、ゴール審判により試合中の動きをジャッジされます。
昇格基準は「審判の連携フォーメーションを理解し動き、球審の実績が豊富なこと」とあります。
キャッチャーの後ろに立ってストライク・ボールの判定をするのが球審ですね。
試合における多くの判定を下す立場にあるのですが、この球審としての経験を積む必要があります。
④ゴールドUMPIRE会員
市野球協会に所属する審判員の最上位に当たるのが「ゴールドUMPIRE会員(※以下、ゴールド審判)」です。
準ゴールド審判になるまでにゴールド審判によるフィードバックが昇格には必要でした。
ゴールド審判は、各シルバー審判を審査・指導する役割があるのです。
そのゴールド審判になるためには、学科試験および技能試験を受講する必要があります。
どんな試験かは知りません。
特例として、「全軟1級審判員」「社会人野球審判登録者」「高野連審判登録者」「ソフト1種」の資格を持っている方は試験を免除されます。
審判のカッコいいゼスチャー
球審も塁審も、ジャッジをする際の基本となるゼスチャーの形があります。
ビアマッチョが受講したときには、セーフのゼスチャーは両手を開いた後に閉じるまでが一連の動作でしたので、動画とは少し異なります。
団体によって微妙な違いはあるのかもしれませんね。
しかしプロ野球を見ていると、球審においては個性あふれる数々のゼスチャーが存在するのが分かります。
アマチュアの試合でやっていいのかどうかはさておき、単純にカッコいいですね。
ぜひ動画をご覧ください。
いつかは決めたいサイドチェス…いやいや、卍ポーズ。
現地観戦やテレビ中継で、球審の動きもチェックしてみてください。
また違った野球の楽しみ方ができますよ。
おわりに
野球は時間制のスポーツではありません。
ゆえに試合が長引き、それが観客や視聴者のストレスとなってしまうこともしばしば。
試合時間短縮のために色々なルールが追加されていますが、逆に淡白で味気ない対戦になるかもしれません。
何が正解かは時代とともに変化もしていくのでしょうが、楽しみ方の1つとして審判のゼスチャーや連携などにも注目していただけるといいかもしれませんね。
ゼスチャーはプロ野球限定ですが(笑)
カッコいいゼスチャーを見かけたらビアマッチョに教えてください。
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