【BEER】ビールの健康効果、「ビール酵母」の効果効能について

ビール酵母 ビール(BEER)について
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ビール酵母

「適量飲めば百薬の長」と言われるお酒。お酒の中でも「とりあえずビール!」と言われるほど親しまれているビールの健康効果について見ていきましょう。

ビールに含まれる、縁の下の力持ち「ビール酵母」についてご紹介します。

この記事を見て分かること。

  • ビール酵母とはなんなのか
  • ビール酵母に含まれる栄養素
  • ビール酵母を摂取することで得られる効果効能
  • ビール酵母が含まれているクラフトビール

健康だからこそお酒も楽しむことが出来ます。逆に飲むことで健康になる可能性があるビールもあります。ビール酵母について理解してましょう。

その他ビールの原料に含まれる栄養素や健康効果はこちらの記事をどうぞ。

>>【BEER】ビールの健康効果、原料(大麦)に含まれる栄養成分<<

>>【BEER】ビールの健康効果、ホップに含まれる栄養成分について<<

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ビール酵母とは何か

ビール酵母とは何かに触れる前に、酵母について見ていきましょう。

酵母=Yeast(イースト)とは、実は微生物の一種です。キノコやカビなどと同じ「真菌類」に分類されるのですが、この酵母には「発酵」を促す性質があります。

発酵とは糖質を炭酸ガスとアルコールに分解することで、食品を加工する手法として身近に利用されてきました。

ビールに製造過程においては、まず原料の大麦を煮沸して麦汁という甘い汁を作ります。そこにビール酵母を加えることで分裂・分解しながら増殖し、麦汁の糖質をアルコールと炭酸ガスに変える「発酵」が起こります。

実際に飲むものはその上澄みの部分で、綺麗にろ過されたものがいわゆる「ビール」という商品になっていますが、実はその時にビール酵母は沈殿して残っているのです。

この沈殿して残ったビール酵母ですが、発酵する際にビタミンやミネラルなどの栄養素を取り込んでいるようで、ビール酵母には多くの栄養素がバランスよく含まれているのです。

ビール酵母は、古くは古代メソポタミアで薬として扱われていたそうです。紀元前1500年頃のエジプトでも、滋養強壮や婦人病の治療薬、便秘薬として利用されていたそう。

ビール酵母に含まれる栄養素とは

ビール酵母には、ビタミン・ミネラル等たくさんの栄養素が含まれております。下にざっと羅列いたします。

アミノ酸18種

アミノ酸とは、タンパク質を分解した最小単位です。人間の場合20種類のアミノ酸が配合を変えることで髪の毛になったり筋肉になったりと姿を変えます。

バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、スレオニン、トリプトファン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、アルギニン、アスパラギン酸、アラニン、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン、シスチン

 

ビタミン類

栄養素の働きを効率よくしてくれるのがビタミンです。とくにビタミンB群は運動中の栄養供給のサポートにもなります。

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、イノシトール、コリン、ビオチン。

 

ミネラル類

ビタミン同様栄養素の働きを効率よくしてくれ、カラダの調子を整えるのがミネラルです。

カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、リン、セレン、クロム、マンガン、鉄、銅、亜鉛。

 

とても多くの栄養素が含まれているビール酵母。では摂取することでどのような効果があるのかを具体的に見ていきましょう。

ビール酵母にはどのような効果効能があるか

ビール酵母

ビール酵母を摂取することで得られる健康効果の代表的なものを紹介します。

糖質の吸収を抑える効果

低糖質ダイエット、糖質制限ダイエットなどにもみられるように、糖質は≒炭水化物は過剰に摂取すると肥満を招きます。とはいえ人間のガソリンとなるのは糖質に間違いないので、あくまで「摂りすぎるのがダメ」ということは理解してください。

健康産業に従事して、お客様のボディメイクなどに携わる身としては。「糖質=悪」のような風潮は許せないと感じています。

話がそれてしまいましたが、飽食の時代ともいわれる現代日本において、日常生活の中で糖質を摂りすぎている傾向は確かにあります。これが生活習慣病(とくに糖尿病)を招く原因にもなっていることは否定できません。

ビール酵母は、食事から摂取した糖質が体内で吸収される前に分解する効果があり、それによって過剰な吸収を抑え肥満を防止したり、血糖値の上昇を抑制する働きをしてくれます。また、体内での消化・吸収を助けれてくれる働きもあります。

疲労回復効果

ビール酵母にはたくさんのビタミンが含まれています。とくにビタミンB群には、摂取した栄養素を代謝して効率よくエネルギーに変換する働きがあるのです。

糖質の代謝にはビタミンB1が、脂質の代謝にはビタミンB2が主にかかわるので、運動中のエネルギー供給を促しスタミナ切れを起こしにくくする効果があったり、細胞の新陳代謝などにも不可欠です。

便秘を解消・改善する効果

ビール酵母には食物繊維が豊富に含まれており、腸内で糖質の消化・吸収を助ける効果があります。酵母が消化を助けてくれるので、腸内に残る食べ物の残りかすが発生しにくくなります。

また、食物繊維自体に、人間にとって不要なものの吸収を防ぎ便として排泄させる働きや、水分を含んで膨張することで腸を刺激し「蠕動(ぜんどう)運動」を促して排泄を助ける働きがあります。※蠕動運動とは、臓器の収縮運動のことを指し、これが行われることで便が小腸から大腸へと運ばれる。

さらに、腸内環境を整える効果もあります。悪玉菌・善玉菌・日和見菌と3つに分類される腸内細菌のうち、食物繊維は善玉菌を増やしてくれるのです。

精力増強・生殖機能回復の効果

そしてアミノ酸と亜鉛による「精力増強」の効果も期待できるそうです。

アミノ酸は体内でも生成できるものもありますが、食物などから摂取することでしか得られない「必須アミノ酸」もあります。ビール酵母にはこの9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているため、精力増強につながるようです。

また、亜鉛は牡蠣などに豊富に含まれるミネラルなのですが、体内に摂取することにより男性の場合は精子を作ったり生殖機能の回復効果が期待できるようです。

ビール酵母を効率よく摂取する方法は

ビール酵母を効率よく摂取するには、サプリメントが一番です。

実はアサヒビールやキリン一番搾りなど販売されている有名な銘柄のビールは、綺麗にろ過されておりビール酵母が含まれていないことがほとんど。

ですが、ビール酵母が含まれているビールももちろん存在しており、ざっくりとした見分け方としては「濁りがあるかどうか」がポイントです。

それでも絶対ではないので、軽井沢高原ビールなどの「ビール酵母入り」と表記されている商品を選べば間違いないですね。

地ビール 軽井沢高原ビール ワイルドフォレスト 350ml 24本入ケース(ネコポス・宅急便コンパクト不可)

 

また、クラフトビールとして有名な「銀河高原ビール」は、ドイツのビアスタイル「ヘーフェ(酵母入り)・ヴァイツェン」の特徴である酵母による白い濁りのあるビールですよ。

銀河高原ビール (新)小麦のビール缶 350ml×24 【クラフトビール 日本 国産 白ビール ホワイトビール 小麦ビール 】

クラフトビールを楽しみながら、ビール酵母の健康効果もフルに生かせる飲み方も良いのではないでしょうか。

サプリで摂取するならこちらの記事が参考になりますよ。

>>【2021年】ビール酵母サプリのおすすめ人気ランキング8選<<

ビール酵母まとめ

ビールの製造過程で必ず使用されるビール酵母。製造の過程でたくさんの栄養素を吸収するため、その効果効能が大変注目されています。

ビール酵母のまとめは下記の通り。

  • ビール酵母とは、ビールを発酵するために必要な酵母のこと
  • ビタミン・ミネラル、アミノ酸などの栄養素が豊富
  • 糖質の吸収抑制・疲労回復・便秘解消・精力増強などの効果が期待できる
  • 濁りのあるビール酵母入りビールで手軽に摂取できる

サプリメントで手軽に摂取する方法もあるので、自分に合った方法を選んでみてください。

独特の匂いや苦みも感じられるので、無理なく摂取していきましょう。

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