宮城県は利府町にある「県民の森」、フィールドアスレティックに来てみました。
楽しみながら全身を使って、とてもいい運動になりました!
県民の森は、年間約25万人の利用者が訪れる施設。
施設と言っても、広大な緑に多くの付帯施設があり、散策やレクリエーション、野外活動の場としてさまざまな目的に利用されます。
県民の森のフィールドアスレティックですが、計32基、総距離2㎞にもわたる大規模なものなのです。
ファンクショナルトレーニングもかねて子供と一緒に来てみました!
人間も動物です。
生来備わっている身体機能をフル活用するには、やはり自然の中で動くに限ります。
QOLの向上に効果抜群のフィールドアスレティックを紹介しますね。
フィールドアスレティック施設情報
県民の森は、明治100年の記念事業として、昭和44年に開園した施設。
仙台市街地と隣接してるのですが、遠くには蔵王連峰や太平洋を望むことができる抜群の景観、そして豊富な動植物や史跡にも恵まれた自然文化財産として多くの県民に愛されています。
その施設のひとつ、フィールドアスレティックについて。
フィールドアスレティック施設情報
県民の森 フィールドアスレティック | |
所在地 | 宮城県宮城郡利府町神谷沢字菅野沢41 |
電話番号 | Tel:022-255-8801 (県民の森中央記念館) |
開園時間 | 9:00~16:30 (11月~3月は16:00まで) |
定休日 | 12月29日~1月3日 |
駐車場 | 中央記念館60台/青少年の森40台 |
遊具の数 | 32基 |
公式サイト | >>宮城県公式WEBサイト |
多くの方がアスレティックについて記事にしていますので、公式サイトではないところでも検索できますよ!
県民の森への行き方
県民の森への行き方です。
車の場合:三陸自動車道「多賀城」ICより約10分
バスの場合:仙台駅(21番乗り場)、地下鉄八乙女駅(3番乗り場)、地下鉄泉中央駅(5番乗り場)より「鶴が丘ニュータウン」行き「県民の森鶴が丘口」下車 徒歩約20分
車が圧倒的に便利です。
駐車場もありますのでご心配なく。
フィールドアスレティックに挑戦
全長2㎞、踏破するのに「1時間弱」という紹介がされていたアスレチックにいよいよ挑みます!
ロープの吊り橋です。
ゆらゆら揺れるのを足底と体幹で支えながら、握力を使ってロープを握る。
全身のたくさんの機能を一度に使う素晴らしいアスレチックです。
丸太平均台。
こちらは単純に足底部でバランスをとります。
傾斜もあるので、ボディコントロールが養われます。
先ほどの平均台と同じ太さの丸太の上を歩くのですが、捕まるロープを設置することで、上肢メインに運動機能が発揮されます。
握力、そして落ちそうになったら引きつける力。
ロープの上を歩いていきます。
より不安定な状況でロープを掴む手にはググっと力が入ります。
また、前後に大きく開いた脚ですが、力を込めて閉じないとどこまでも開いてしまいます。
股関節周辺の筋群をたくさん使ってます。
片足バランスの能力向上などに役立ちそうですね。
タイヤが積んでありますので、グラグラします。
下半身と体幹、上半身のコンビネーションを高められます。
「登る系」アスレチックが増えてきました。
横の手すりもつかめますが、もちろんロープを握ってもOK。
ひたすら登る!
子供たちはロープを掴んで登ってました。
ビアマッチョはダッシュで駆けあがりました。
ロープを引っ張るという動作は、力こぶの筋肉と背中の筋肉をたくさん使用します。
日本ハムファイターズ・新庄監督曰く「背中を見れば、パフォーマンスレベルがある程度分かる」だそうです。
優秀なアスリートは背中の筋肉が発達しているのです。
最後はまたひたすら登る登る!
階段の傾斜がきついので、これを登るのがまた一苦労。
このあとスタート地点に戻るまでに結構距離がありますし、登り階段や坂道も多いのできついです。
つきそいでもかなりいい運動に
アスレチックコースのアップダウンが激しいので、付き添いだけでもかなりいい運動です!
全て紹介はできませんでしたが、結構ボリューミーなアスレチックでした。
とはいえ、「1時間弱」というのは少し大げさかもしれません。
かなり警戒して挑んだので、逆に想定よりも短く感じてしまいました。
しかしながら、上述の通りかなりアップダウンが激しいコースなので、付き添いの方用の階段を進むだけでもかなりいい運動です。
傾斜が急なので、登るのに心拍数が上がり、下るのには太もも前でブレーキをかけながらなのでいい刺激が入りますよ!
ぜひパパ・ママも、付き添いでいいですから行ってみてください。
ジョギングやご自宅での単調なエクササイズなどに飽きてしまった方などは、楽しみながら全身を使ってみては。
おわりに
人間の、生物として本来持っている機能を維持・向上させるにはアスレチックはかなりいいです。
最近ではフィットネスブームによって筋トレをする方が増えています。
あるいはジムに通ってエアロビクスやランニングマシンなどを使って運動をする方も多いでしょう。
それらの運動を否定するわけではありませんが、決まった動き・単調な動きだけでは使われる能力に限りがあるのです。
それらと比較すると、アスレチックはある意味原始的な能力が必要とされます。
バランスをとる、左右非対称の動き、全身運動、押す、引く、捻るなどなど、そしてどう動くか分からない遊具に合わせて、リアクション動作としてそれらの能力を必要な分だけ引き出す…最高ですね。
近代的なスマートなトレーニングと、このような本来持っている能力を最大限引き出す動作をどちらも合わせて実施できると、よりQOLの向上につながります。
体力の衰えを感じてきた方こそ、封印されてしまった身体能力を甦らせてみましょう。
そして、まだ小さい4~8歳ころのお子様は、神経系の発達が目覚ましい時期なのです。
この時期に、アスレティックや水泳、ダンスなど、いろんな体力要素を使う動作をたくさんやらせると、運動神経が高まりますよ。
さらに、「手」というのは、脳の領域を広く使います。
アスレティックは、手をかなり使用する遊具が多いです。
認知症の予防、脳の活性化にも繋がりますので、「恥ずかしいから付き添いだけ」というのは非常にもったいない。
子供に戻ったつもりで全力で楽しめば、心にもカラダにも良い反応が起こるはずです。
コメント